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【28話まで更新!】麒麟がくる 伏線・謎・考察まとめ【菊丸の正体も】

麒麟がくる:伏線

2020年大河ドラマ「麒麟がくる」で示されている伏線や謎、考察のまとめです。

最新話である28話「新しき幕府」まで含んでいます!

目次を参照して、気になるところから読んでみてくださいね

まずは、「麒麟がくる」における二大伏線・謎である「菊丸の正体」と「駒ちゃんを助けた人」について。その後、それぞれのキャラクターの伏線、謎、考察について書いていきます。

菊丸の正体は?

・第1話から登場した菊丸(岡村隆史)。野党にとらわれた農民として明智の荘に連れてこられる。

・第4話。光秀と菊丸は織田信秀がいる尾張に潜入。信秀の部下に追いかけられることになる光秀と菊丸。光秀がピンチになると、森の中から無数の石が飛来し、光秀を助ける。菊丸にその話をすると、菊丸は「はぁ。よかったですね」みたいな塩対応。非常に怪しい。ここで、菊丸がただの農民ではなさそうなことが判明。光秀を助けたのは、菊丸の仲間たち?

・第9話で、菊丸が徳川家につかえる忍者(的な仕事に従事してる人)であることが判明。竹千代(のちの家康)を守ることを任務としているっぽい。しかし、なぜ菊丸が明智光秀と出会うことになったのかは、たまたまなのか、何らかの意図があったのかは、まだ明かされていない。

・第10話では、菊丸が天井の上から下の部屋の会話を聞くという、忍者活動をしているところが初めで描かれる。これで忍者であることは確定か。

・第14話では、駿府の薬屋で働いているところ、駒ちゃんと遭遇。竹千代が駿府にいるので、それを見守るために菊丸も駿府にいるのか?

・第15話では、いつのまにか駿府の薬屋の主人のような立ち位置に。菊丸&駒ちゃん&秀吉パートがコメディ要員のようになってきた。

・第18話では、駒ちゃんと美濃へ向かっていた流れで、光秀を越前に逃がす集団に加わる。そこで伊呂波太夫と一瞬見つめあうシーンあり。この人たち、なんかあるぞ…。そのまま自分だけは駿河に帰っていった。ていうか、「出来るだけついていきたかったです」っていう駒ちゃんへの伝言、光秀が駒ちゃんに伝えたシーンなかったんだけど、あれは忘れられたのか?

・第20話では、松平元信(のちの家康)に母親からの手紙を託す。三河を取り戻したいという熱い思いが半端ない。かなり名シーンだった。その直前のシーンで、春次という名前だということが判明

駒ちゃんを助けた人は誰?

・第1話から登場している駒ちゃん。光秀に「麒麟がくる」という話をする大役。駒ちゃんは、幼少期にとある人に助けられたことが語られるが、それが誰なのかは明かされない

 駒ちゃんは京都で藤庵先生と病院を営んでいるが、なんだかんだで美濃や他の国々に迷い込んでいくことになる。

・第3話で、かつて駒ちゃんを助けた人が、美濃の人であるらしいことが判明。しかしわかるのはそこまでで、それが誰なのかは判明されない。

・第10話で、駒ちゃんを助けた人が光秀のパパだと判明

・第13話時点では、この事実を、駒ちゃんはまだ光秀ら美濃の人々に伝えられていない。

・第17話では、それを伝えに美濃に向かうも、まだ光秀とは出会えていない。

・第18話で、ようやくこのことを美濃の人たちに伝えることが出来、改めて駒ちゃんを助けた人が光秀の父親であることが判明。逆に、これがわかってしまったので、この先駒ちゃんがどのように物語に絡んでくるのかが、わからなくなってしまった(秀吉とどこかで会うとか?)

美濃の人々

まずは、美濃の人々から。

光秀がどのように本能寺の変を起こすことになるのか

・このドラマは、光秀のかなり若いころからを描いている。しかし、これを見る視聴者は、明智光秀という人物がいずれ本能寺の変を起こすことを知っているため、光秀がどうやってそのような結末を迎えることになるのかが、一つの観点みたいなところがある。

・光秀は、斉藤道三、もしくは織田信長・帰蝶夫妻との関係において、すでに中間管理職的な立ち振る舞い、そしてそれに苦しむ姿が描かれている。

・第13話では、斉藤道三に「私のことが嫌いか」みたいなことを問われ、「好きか嫌いかで言ったら、ぶっちゃけ嫌いです」みたいなことを発言。しかし、反逆を起こすほどの恨みというわけでもなさそう。

・第14話では、高政との関係性を思い(?)、親方である道三の意見に反抗するシーンあり。何らかの友情や愛情が引き金となり、親方を裏切る(につながるようなそぶりをとる)というのは、本能寺への複線か?

・第16話では、「敵は・・・」という「敵は本能寺にあり!」を想起させるセリフを放つ。

・第19話では、義龍が信長を討とうとしているという話を聞いた際、「(信長は)いまいなくなると惜しいお方だ」みたいなことを話す。しかし、いずれ信長がいなくなるのは、まさに光秀が絡んでくることになるわけだけど。

・第20話では、帰蝶に入れ知恵。それを信長も察する。

・第21話では、桶狭間の戦いを終えた信長に会う。今川義元を倒した後はどうするかという質問をして、信長に「天下統一」という言葉を言わせるのかと思いきや、信長は微笑みだけ投げかけてそのまま行ってしまう。

・第22話では、色々あって京都に行くことに。義輝から三好長慶をやっつけてくれと頼まれそうになるも、義輝自身が気持ちを入れ替える。そこで光秀は義輝に、信長を京都に連れてくることをお約束(勝手に)。そのまま尾張の方に向かう。

・第23話では、久しぶりに信長に会うも、忙しいと言われあしらわれる。その代わりに、秀吉(まだ木下藤吉郎)に会うことになる。結局信長を京都まで連れて帰ってこれなかったことを義輝に報告すると、「もっと早く会っておきたかったと」と言われ、涙。

・第24話では、義輝が討たれたという話に憤慨し、松永久秀の元へ。そこで、朝倉義景から覚慶が将軍の器に足る人物かを見定めてきてほしいというお願いを久秀づてに受ける。覚慶に会いに行くも、これは将軍の器ではないという感想を抱き、またその感想を、そのまま素直に義景に伝えてしまう。

・第25話では、織田信長と久しぶりに長話。戦うことが嫌いではないことに気づく信長と、表面上ウマが合っているように会話するも、実は根本的な部分でズレてきている・・・・・。このズレが後々大きくなっていくのか・・・。

・第27話では、ついに義昭、信長らとともに上洛を果たす。しかし、その裏で、信長に自分の下につかないかと聞かれると、「いや、義昭様につきまっせ」的な返答をしてしまい、なんともいえない空気に。

・第28話では、正式に将軍となった義昭の臣下に。三好勢にやられた義昭を助ける。また、久しぶりに駒に再会。服装も、序盤の緑色のやつから、落ち着いた紺色のようなものに。ちょび髭も

光秀の父親について

・第1話の時点でこの世にいない光秀の父。しかし、このドラマではことあるごとに光秀の父に言及する描写が(ある意味で不自然なほど)あり、今後光秀にとって”光秀の父”が何らかの重要な意味を持ってくるのかもしれない。

・第9話では、光安と牧が、光秀の父の話をするシーンがある。さらに第10話では、駒ちゃんを助けたのが光秀の父親であることも判明。

・第16話では、高政に領地替えを示唆された光安が「兄上から譲り受けたこの土地を・・・」といったようなセリフを言うシーン有り。ここでいう兄上とは、つまり光秀の父。

・第17話では、叔父上から家督や旗を譲られる際に、光秀の父親への言及が多数。あの旗が本能寺の変で掲げられる旗であるなら、父親の存在はおそらく最終回近くまで意識されることになるのだと思う。

・第18話では、なんと本人が初登場。といっても、回想シーンで数秒だけ。

・第27話では、義昭と光秀の会話の中に久しぶりに登場。光秀の父が、京都を素晴らしい土地だと評したということを、光秀が義昭に伝える。義昭もうれしそうな反応。

高政の出自について/道三との関係

・伊藤英明演じる斎藤高政。彼は当初から、自分が父・斎藤利政(道三)の子ではなく、実は守護である土岐頼芸の子ではないかという疑念を持っている。母親である深芳野にそのことを伝えても、「そんな馬鹿なことを言うんじゃありません!!」みたいな感じで否定され続ける。

・第13話では、とうとう斎藤道三に対して「私の父はあなたじゃない」と伝えてしまい、それに対して道三は「お前の父は私だ」と言い放ち、深芳野は「謝るのじゃ!!!」とヒステリック気味に。結局高政と道三はどうなっていくのか。

・第14話では、なんと深芳野が亡くなってしまう。それによって、高政は道三から家督を譲り受けることを許される。というか、深芳野はなぜ(というかどうやって)亡くなったのか。あれは高政が家督を譲られることはもうないと思った失望からなのか、自らが亡くなればドラマで会ったような展開になり高政が家督を継承することになると思ったからなのか…。相当酔っているようにも見えたが、それは関係ない?

・第15話では、高政に家督が譲られ、道三は出家(というか出家して”道三”という名前に)。来週いよいよ親子の戦いがはじまる?

・第16話では、なんと実は高政は普通に道三の息子であることが判明。土岐氏の血が流れているという設定は、国衆などに棟梁として担がれやすいからあえて使っていることが明かされる。

・第17話で、とうとう道三が高政の軍勢に敗れる。道三は常に高政を「わが息子よ!」と呼んでいるにもかかわらず、高政の方は結局最後まで「わが父は土岐頼芸さまだ」として譲らなかった。

・第19では、数年ぶりに光秀と会う。道三と戦った時には、そこにきた光秀に対し「次会ったときは…!」と覇気満々で言っていたのに、今回はその覇気もなくなり、いまだに光秀に美濃に帰ってきてほしいと望んでいるような発言。また、自分の周りから誰もいなくなってしまったことに対し、後悔しているようなそぶりも見せる。そしてなんと、これが光秀とは最後の会話に。というのも、数年後に亡くなるのがナレーションで明かされる。つまり、義龍、これで登場が終わりか。ありがとう、義龍。光秀ときゃっきゃしていた序盤のころが懐かしいぜ。

斎藤道三

・ここまで物語をけん引してきたといっても過言ではない斎藤道三。第16話では、勝ち目はないとわかっていても、息子高政との戦に出陣していく様子が描かれる。第16話での光秀との会話のシーンは、かなりの名シーンだった。後光?がさしてたし。「信長から目を離すな」という道三の言葉は、今後光秀の人生を大きく変えることとなる一言だったのでは。

・第17話で、高政に敗れる。最後までかっこよかった。ありがとう斎藤道三。

光安おじさん

・第1話から登場している光秀の叔父・光安。光安おじさんは、いつまで登場するのか。いつまでも元気でいてほしい。

・第15話の時点でも、(いちおう)元気な様子。

・第16話は、光安殿の回といっても過言ではなかった。おそらく1話から登場している飼っている鳥を空に放ち、勝ち目はないとわかっていても親方様である斎藤道三に加勢しようとする決意を光秀に話す。高政らをまえ踊りを披露していたシーンは、もしかすると今後光秀が信長を前にああいうことをやるシーンがあるのか?と思わせる。つまり、光秀も光安と同じような何かをたどるのかもしれない(しかし、光秀は結局信長を裏切ることになるけれど)。道三に加勢するのを一度は光秀に止められていたが、最終的には息子を連れて道三が挙兵している城に向かったことが判明。光秀もそのあとを追うこととなった。

・第17話では、道三側に加勢しようとするが間に合わず。その後、甥の光秀に家督を譲り、光秀にはとにかく逃げて、明智家の血を絶やさぬように命じる。自分は「後から追いかける」といっていたが、しかしこれは光秀を追いかけるのか、それとも道三を追いかけるのか…。来週以降に光安が出てくるかわからないのでここで言ってしまうが、ありがとう、光安。フォーエバー光安。正直、道三よりも光安の方がショックというか思い入れが強かった。西村まさ彦、名演だった。

・第18話では回想だけだったので、やはり前回で登場は終わりだったのか。

尾張の人々

信長は、どのように”信長”になるのか

・このドラマの見どころの一つは、何とも言っても染谷将太の信長。

・今のところ、まだ若者としての信長という感じだけれど、みればみるほど「こいついずれは信長になるわ」と視聴者に思わせる。

・第14話では、はじめて鉄砲を実戦で使用。側近を失いながらも、どんどん強くなっている様子。道三との聖徳寺の会見の場面でも、若者とは思えない貫禄を醸し出す。

・第16話では、和歌の意味をよく理解できないという描写があった。これは、文字は読めないけど、意味はすぐに理解する秀吉との対比か

・第18話では、信勝と対面し、向こうが持ってきたおそらく毒みたいなのが入ってる水を信勝に飲ませる。話数が進むごとに、まじで信長がこわくなっていく。後、帰蝶とのシーンで、だいたいほっぺをさわりにいく癖、あるよね

・第19話では、母親である土田御前からも実質的に縁を切るようなことを言われる。「周りから誰もいなくなってしまった」と帰蝶の前でもらす。また、初の上洛。というのも、今川が来てそれなりにヤバいからとのこと。京都で光秀の一瞬会話。というか、信長が襲われそうだったのを光秀が助けたのは、信長は知らないままなのか?それとも、松永久秀にも会いに行ったらしいので、そこで久秀から聞いたりしたのか?

・第20話では桶狭間の戦いの準備。いつの間にか家臣がいっぱい。

・第21話では、いわゆる桶狭間の戦いで今川義元に勝利。信長自身も普通に地面におりて戦っていて、かっこよかった。また、桶狭間に向かう前の、色々熟慮しているシーンで、突如「人間五十年~」の唄をうたいだす。あれは勝手に、本能寺の変の時に信長が自分で作ったやつだと思っていたのだけれど、調べてみると、幸若舞の「敦盛」の一節らしい。

・第25話では、美濃を支配下に。みんなが喜んでくれるからという理由で、戦うことが嫌いではないことに気づく。まだ尾張の港で魚をとっていた時代も、みんなが喜んでくれるからという理由で行動していたのがいまだに変わっていない。光秀に自身の下につかないかと誘うも、いったん断られる。

・第27話では、義昭に初めて直接会い、しょっぱなから折り合いが悪いことを感じるも、最終的には義昭を奉じて京都に。高校日本史で習った「義昭を奉じて京都に入る」とは、このことだったのか!と納得

・第28話では、摂津晴門にブチギレ。また、二条城の設営に際し、仏像を使ってしまう。義昭との対立の複線か?

帰蝶

・信長に嫁ぐことになった、美濃の斎藤道三の娘である帰蝶。

・出演当初から、蝶々が描かれた服を着ているが(帰蝶だから?)、あれはいつまで切るんだろう。最新15話で、着ているシーンあり。

・信長と帰蝶の関係は、今後どのようになっていくのか。15話を含む最近の回では、もはや帰蝶が信長を超える策略家のようになってきた気がするが…。

・光秀が本能寺の変を起こすことに、帰蝶の存在は何か関係してくるのか?

・第16話では、父である道三を越前に逃がそうと、伊呂波太夫を美濃に送る。

・第17話では、道三のために出陣する信長を心配したり、道三が敗れた知らせをきいて動揺したりと結構あたふた。ふたたび伊呂波太夫を美濃に送る。

・第18話では、信長に信勝と面会しなさいとの助言をする。もはやこの「面会する」が何を意味しているのかの意味を読み取るのがだんだん難しくなっていってる。

・第20話では、(光秀の入れ知恵で)熱田に松平元信の母親と叔父に会いに行こうとし、結局信長と一緒に行くことに。

・第21話では、桶狭間に向かう信長を見送る。その直前、ほかの女の人との間に子供(のちの織田信忠)がいることを信長からカミングアウトされ、何とも言えない表情に。また、最初に信長と会ってから10年もの歳月がたっていることが判明。

・第23話では、本人は登場しないが、秀吉のセリフの中に登場。秀吉ともちょくちょくコミュニケーションをとっていることがうかがえる。

・第24話以降、第28話まで本人自身は出てきていない。しかしいろいろな人のセリフの中で登場。様々な歴史上の重要人物と渡り合っている様子。28話では、美濃に帰ってきたことが信長のセリフから明かされる。

信長の父・信秀

・信長の父親である信秀、第12話で亡くなる。すごろくの準備中に。今回のドラマでは、むしろ信秀の方がシルエットが”信長感”があったから、信秀がかっこよかった。かわいい一面もあったし。ありがとう、信秀。

平手政秀

・信長の側近的?立ち位置としてちょくちょく出てきてた平手政秀。

・第13話で、なんと、急に切腹して無くなる。ありがとう、政秀。

土田御前と信勝

・信長の母である土田御前は、信長よりもその弟である信勝が好きな様子。彼らは今後信長とどのような関係になっていくのか。

・第18話で、信勝が信長にやられる。それを察知したかのような土田御前。

・第19話で、泣き崩れる。信長が小さいころから、大切な鳥や茶器などを壊されたりしてたらしい。今後の話でも登場はあるのかな?

秀吉

第13話で初登場。なぜかセリフの途中に木に登りだす。若いころの秀吉は「これからは今川様の知世になる」と信じていたらしい。また、漢字が読めないけれど、人に説明されると、その意味を瞬時に理解するという演出があった。信長とは違う意味でのキレ者感はある。秀吉は最終的に光秀と戦う相手になるはずなので、おそらく最終回まで出てくるはず。佐々木蔵之介、めちゃかっこいい。

・第14話でも登場。というか、来週も出てくるらしい。13話の時点から一年近くたっているらしく、その間に漢字を少し読めるようになったらしい。また、「出世したらいつか見返してやる!!」的な野望を持っていることも判明。秀吉って、裏表が激しいイメージがあったけど、今回はそうでもなく、ただただ邁進してくキャラで行くのか?いや、最初の方はそういうキャラだけど、だんだんと地位が上がっていくにつれて、裏表がはっきりしていくようになるっていう展開が待っているのかもしれない。

・第15話も登場。菊丸と駒ちゃんとで駿府パート担当。少年のような(実際設定上は少年なのだろう)天真爛漫さと、今川がもうだめでこれからは織田信長の世っぽいことを察する勘の鋭さをもっているという、性格の二面性を惜しむことなく視聴者に見せつける。

・第16~21話では、出てこない。いったいどこで何をやってるのか。むしろ、知らないあいだに、くっそ成長してそう。

・第21話後の「今後の麒麟がくる」みたいな今後のダイジェスト動画で、一瞬登場。立派な装束をお召しになられているご様子。かっこいい。

・第22話で、久しぶりに登場。いつのまにかしっかりとした衣装を身にまとい、信長の家臣(?)になっている。とはいえ位はまだそこまで高くないっぽい。そこではじめて光秀と会うことになる。ふざけているのがベースだが、急にまじめな話をしだすという、秀吉としては割と古典的な演出もありつつ、「文学などの教養を大事にしている」という側面は駒ちゃんと会っていたころから変わらず。

・第27話では、京都で光秀と共に行動。そこで駒ちゃんと久しぶりに再会。へらへらしているが、同時に頭がキレッキレ感も漂い、まさに秀吉という感じ

柴田勝家

・第18話では、自身は信勝に仕える身ながら、信長に信勝が美濃や駿河と通じてることを告げに来る。

・第27話では、織田家の家臣と共に、普通の衣装で京都に入るという光秀(というか宗久)の案に対し反対する。しかし、最終的には信長の判断に従う。

京都の人々

駒ちゃんは今後どうなる

・第1話から登場している駒ちゃん。これは本ドラマのオリジナルキャラクターなので、いつまで出てくるはいまだにわからない。最終回まで出てくるのか?

・第15話の時点で、登場。

・第16話では、駿府を抜け出し美濃に行きたいと菊丸に懇願。

・第17話では、菊丸と共に美濃へ。しかしまだ美濃には着いていない。

・第18話では、ようやく美濃の面々と合流⇒助けてくれた人が光秀の父だということがきちんと確認。その後は、光秀のもとを離れ、伊呂波太夫のもとにいくらしい。そのあとはどうなるのかは、よくわからない。

・第20話では、まだ駿府にいることが判明。雰囲気も大人っぽくなる。松平元信と仲がいい感じだったので、今後も絡んでくるのか?あと、越前の明智家にいろいろ送っていることも判明。歴史上の主要人物とどんどん仲良くなってく駒ちゃん。すごすぎる。

・第21話では、今川義元が敗れたことにより、駿府から京都に旅立つ。その前に、芳仁という老人にお灸を据えに。そこで芳仁から薬の秘伝レシピをゲットする。これが今後の物語に絶対絡んでくると思うのだけど、歴史の知識がないのでこれがいったい何を意味しているのか、いまいちよくわからない。

・第22話では、すっかり大人びた印象。秘伝の薬を作り、薬を買うことのできない人などに渡したりしている様子。それが原因で東庵と言い争いになり、東庵の庵を出ていくことに。そこから伊呂波太夫と会う場面で、関白である近衛前久にも遭遇。そして、その足で大和に行き、そこではなんと義輝の弟である足利義昭(この時はまだ覚慶という名前)にも遭遇歴史上のキーパーソンに遭遇していくスタイルは、放送再開後も健在

・第23話では、覚慶の正体を知る。また、東庵先生と和解。伊呂波太夫に頼まれ、薬づくりを本格的に始める。

・第24話では、カメラを止めるなの主演でもおなじみのトメさんらも薬づくりに参加るほど、薬づくりが中規模化。伊呂波太夫のセリフから、これが将来的にはさらに大規模化することが示唆される。

・第25話。薬づくりが大規模化。何が幸せなことなのか一瞬分からなくなるが、自分に出来ることは何かということを再確認する。

・第27話では、今井宗久とある意味で台頭に渡り合うまで成長。光秀と久しぶりに再会するも、かつての光秀とのずれを実感し、また駒ちゃん自身も大人になっていることから、かつてぼろい家屋で一緒に休まっていたころと比べると、二人のシーンはだいぶ落ち着いた(かつ奥深い)ものに。

東庵先生の正体・思惑

・京都の医師・望月東庵。ただの老人医師かと思いきや、道三や信秀と渡り歩いているところを見ると、ただものではない感がある。

・第22話で、駒ちゃんと仲たがい。訪ねてきた光秀によさげな助言を言ったりする。

・第27話では、光秀、秀吉と再会。東庵先生はいつまでもお元気でいてほしい。

伊呂波太夫の正体・思惑

・同じく、旅芸人である伊呂波太夫。幼少期の駒ちゃんを育てた(預かった?)人物でありながら、信秀など諸大名と渡り合うなど、ただの旅芸人ではない感が続々と判明。

・第12話では、何らかの思惑をもって東庵と駒ちゃんを駿河まで派遣しようとする。

・第13話では、旅芸人の傍ら、兵士を集める仕事を請け負っていることが判明。帰蝶の頼みで、道三と対面する信長に帯同させる兵士を集めた。

・第16話では、帰蝶に頼まれ、美濃に。

・第17話では、帰蝶に頼まれ、ふたたび美濃に。

・第22話では、自身が昔「近衛家」に預けられて育ったという経緯が判明。なのでこの時の関白である近衛前久とは姉弟のような間かららしい。また、大和にいる松永久秀から「一生になろう」的なことを言われるが、さらりと回避。久秀からの申し出を断る理由として、「貢いでいる人がいる」という発言をしているが、これは本当なのか?本当だとしたら、それは誰なのか?

・第24話では、次の将軍にふさわしい人物を選ばなければならない関白・近衛前久の悩みを聞き、「ぶっちゃけ誰でもいいんじゃない?」的なアドバイス。この際、「武士がいなくなれば争いが無くなるのだから、武士なんていなくなっちゃえばいいのよ」的な発言をしているが、太夫の願いもむなしく、2020年現在でも、「武士」はいなくなったが、しかし「争い」は世界のどこかでは絶え間なく続いている。

・第27話では、かつて自身が生まれたという場所に今も度々出入りしていることが判明。そこで出生するも、すぐに捨てられ、近衛家に拾われる、という流れだったというのが確定。

・第28話では、かつて足利義栄を推していた(推させられていた)ため、京都に居座るのが難しくなっている近衛前久を案じ、そのことを義昭に近い光秀に話そうかどうかを検討。

松永久秀に対する”貸し”

・日本史勢の間ではめちゃくちゃ有名な武将・松永久秀。第1話から登場している。

・光秀は久秀らを救ったことがあり、久秀はその際に光秀に対して何らかの貸しを感じている(はず)。ちなみに、その時は感謝の気持ちとして水あめをあげていた。

第19話では、その貸しが返されることに。光秀が信長を討とうとする義龍を危惧し、久秀に頼んで、彼に義龍を訪れてもらうことに。しかし、そのシーンに(義龍の館に)光秀も一緒にいたけど(それでそのあと結局義龍と会話するんだけど)、それじゃあ光秀が久秀にいろいろ頼んだのがバレバレじゃんとも思った。わざとばれされていくスタイルなのか?とりあえず権威がある久秀が直接義龍に言うことが大事だったのかもしれない。

 あと、ドラマの序盤の回の銃どうのこうのくだりの中で、遊郭的なところに遊びに行くって場面でのやり取りでも、たしか「貸しがある」みたいな風になった気がしなくもない。気のせいかもしれない。

・第22話では、大和を実質的に治める立ち位置に。伊呂波太夫に言い寄るも、見事に振られる。

・第24話では、自身の息子が義輝を討ったことに腹を立て、どちらかといえば覚慶を守る立ち位置に。光秀に言い寄れらるも、なんとか事なきを得る(?)

剣豪将軍・足利義輝

・向井理演じる足利義輝。何かと光秀と関わることがあり、「麒麟が来ない」という話に言及したのは、駒ちゃんに続き二人目(?)。

・剣豪将軍ということになっているが、今のところ剣豪ぶりを発揮するシーンはない。

・第19話で久しぶりに登場。一応将軍だが、大名に争いをやめるように言う力もなくなってきている。

・第22話では、ますます権力が無くなってきている。側近たちに三好長慶をやっつけることを提案するもなだめられる。光秀を越前から呼び寄せ、対面。当初は光秀にも長慶の件を頼むつもりだったが、気持ちを改める。光秀から信長を上洛されることを約束され、それに乗る。

・第23話では、もはや細川藤孝らにまで相手にされなくなるも、武家の棟梁としてやれるところまでやろうとする姿が描かれる。

・第24話の冒頭で、三好勢に責められる。ここで初めて剣を用いたアクションを披露。さすが剣豪将軍といった立ち振る舞いだっだが、さすがに大人数を相手に勝つことは出来ず、ここで退場。最後まで凛々しく、何ならCGかな?と思わせるような端正な顔立ち、かっこよさと悲哀さが共存してい。「まさにこれが足利義輝なんだ」と視聴者の誰もが思ったことだろう。ありがとう、義輝。

細川藤孝と光秀

・初対面でいきなり戦いかけた光秀と藤孝。”戦のない世を”という共通目標を確認しあった彼らだが、今後どのような展開を迎えるのか。

・第18話では、藤孝が、明智家がもしおちのびてきたらよろしく頼みます、みたいな内容の手紙を大名たち?に送っていたことが判明。

・第19話、久しぶりに登場。光秀と再会。

・第22話では、越前を訪ねてきて、光秀に京都に来るように頼む。この時、光秀の子である”たま”を抱っこするシーンがあり、ここが異様にフューチャーされる。つまりこれは。。。

・第23話では、もはや覚慶を守る立場に。

・第24話では、引き続き覚慶を守っている。足利の血が流れているということをよりどころに、覚慶を半ば無理やり将軍にまつり上げている感も否めない。しかし、藤孝も憎めない。

近衛前久

・第22話から登場。関白。若い。

・第24話では、次期将軍について誰がいいかを迷い、太夫に相談。結果として、覚慶ではなく、そのいとこの義栄を推すことに。

三河の人々

竹千代君⇒元信君の成長

・第4話から登場した竹千代くん(のちの徳川家康)。

・菊丸が徳川家につかえる忍者であることが判明したわけだが、今思い返すと、この4話で光秀・菊丸が竹千代に会うシーンで、竹千代は菊丸に気づかなかったのか?というか、そもそも竹千代と菊丸は面識があるのか?

・竹千代くんは小さいながら、「今川を敵と思っている」らしく、このドラマでは、ふつふつと内面に復讐心を成長していく、割と(実は)熱血タイプの、ある意味で正統派な武将として描くのかなという感じ。たぶんそれは、切れ者かつ子供らしさ(幼稚さ?)を兼ね備えたまま大人になるであろう信長や、それとは違う切れ者感が漂う秀吉との対比をふまえてそうなったんだと思う。

・第16話では、竹千代君から成長した姿、松平元信君が登場。役者もここで一度変わる。菊丸のことは、よく来てくれる薬屋と認識しているらしいが、あれはほんとにそう認識しているのか、駒ちゃんとかがいたからあえてああ言っただけで、実際は菊丸が自分に仕える忍者ということを知っているのか。元信君になって、大人っぽくなったなとは思ったけど、やはり悲壮感のようなものは消えていなかった。

・第20話では、とうとう風間俊介が登場。悲壮感が半端ない。桶狭間の戦いでは、どうなるのか??

・第21話では、桶狭間の戦いで信長軍がいる砦をいくつか征服。しかし、そのあとは今川からの無茶な命令に怒りマックスになり、戦いから離脱。桶狭間で今川が討たれた後は、母親と16年ぶりの再会を果たしたらしい(そのことを手紙で駒ちゃんに伝えている)。

・第22話以降、27話まで今のところ登場していない。着々と力をためているのか?

駿府の人々

太原雪斎

・東庵先生に治療を受けている雪斎。この先も長くはないことを自身でも悟っているかのような演出がなされているが、今後どうなる?

・雪斎は駿府時代の竹千代くんの先生的なポジションも担っていたらしいが、これは劇中で描かれるのか?

・第16話で、まさかのナレーションによって亡くなったことが明かされる。もうちょっと見たかった!

今川義元

・第21話の桶狭間の戦いで、信長に討たれる。雨宿りのために一時避難しているところを織田勢に襲撃される。物語全体を通じて、あんまり登場回数が多くはなかったので、なかなか愛着が持てなかったが、それでも割と武士っぽい今川義元が見れたような気がする。ありがとう、義元。

越前の人々

朝倉義景

・第18話で登場。いい人か悪い人かわからない。潔癖症みたいなシーンがあったが、あれは何かの伏線?

・第19話で、鷹を義輝に送る。なんともいえない表情。ほんとに無駄なことに巻き込まれるのが嫌なのか、ほかになんか思惑があるのか、よくわからない。

・第20話では、謎の掛け声「ありゃー」を発しながら蹴鞠にいそしむ

・第22話では、光秀を京都に送る際に、なにやら意味深な顔つきで「安心しなさい。(光秀の)家族は私が面倒を見ておくから」的な発言をする。怪しさ満点。満点大笑いです。

・第24話では、光秀に覚慶が将軍にふさわしいかを見てくるように頼み、その結果次第では、覚慶を越前に呼んでもいいと考えていた。しかし、光秀の答えを聞き、あっけにとられる。

・第25話では、意見を一転した光秀の話に乗り、義昭を招くことを考える。また、自身の息子が飼っていた?ネズミを逃がしてしまい、城中のスタッフで大捜索する。

・第26話では、三淵らのあれのせいで(?)、大切な息子を失うことに。それ以降、義昭関連のことに関して、やる気を失う。結局義昭は信長を頼って上京することに。

大和の人々

足利義昭

・第22話から登場。この時はまだ覚慶という名前。市民に物資を無償で与えたりしており、市民からはめっちゃいい人だと思われている。実際駒ちゃんと話すシーンがあるが、本人自体もめっちゃ優し気な感じ。

・第24話では、捉えられたり、そこから逃げたりで大忙し。本人は自分が将軍にふさわしくはないと考えているらしい。

・第25話で、足利義昭という名前に。自分にしかなれない将軍像があるかもしれないという思いに転換していく。

・第27話で、信長と共に京都に入る。信長と初対面を果たすが、優しい心をもっている故に、さっそく信長と考えが合わなくなってきている模様(それに義昭は気づいていない?)。

・第28話で、正式に征夷大将軍に任命。

・土岐頼芸が飼っていた鷹。めっちゃ可愛がられる。たぶんそのうち一羽が道三を襲おうために美濃に贈られる。その報復として?、すべての鷹が無残な姿になっているところを頼芸に発見される。

・朝倉義景が将軍・義輝に贈る。なんかあるのかと思ったけど、特に何もなかった。

カメラワークの数々

・今回の麒麟がくるでは、割と効果的な(斬新な)カメラワークが採用されている。特に初期のころはそれが多かった。

・第17話では、久しぶりに効果的なカメラワークが登場。主に戦のシーンで、川で下の方から武士を移したり、馬に乗っている武士の目線でのカメラがあったり。あと、道三と馬が駆けていくところをドローンで上からとるのも、迫力があってかっこよかった。

・第21話では、桶狭間の戦いにおいて、まさかの今井翼に討たれる今川義元目線のカメラワークが登場。相変わらず戦を上からドローンで映すやつも健在。

オープニング映像の謎

・「麒麟がくる」のオープニング映像は、いかにも大河ドラマという感じてそれなりに話題になりました。しかし、よくみてみると、裏で流れる映像に、よくわからないカットや、いわゆる”隠れ麒麟”が潜んでいることが明らかに。

・下の記事ではオープニング映像をカットごとに整理して考察していますので、よろしければご覧ください。

  

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